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呪術廻戦の感想など

『呪術廻戦』第9話 感想

第9話 呪胎戴天─肆─


影より出でて影より黒し!黒の呪術師、己のすべてを賭けて死合へ挑む!


●前回まで
特級を倒したが虎杖が戻ってこず、宿儺の策略に嵌った伏黒、どうする!?


今週も表紙ありでした。前回の宿儺版虎杖と似た構図で伏黒。



てことで、8話の続きです。



「不平等な現実のみが平等に与えられている」


例え心臓を抜き取ったところで、虎杖は戻ってくると確信している伏黒。

対して宿儺はそれは買い被りで、今際の際で脅えるようなやつで自死する度胸はないと断言。


伏黒は何とか宿儺に心臓を治させようと策を弄します。


「できるか?」


「できるかじゃねぇ、やるんだよ!!」



伏黒 VS 宿儺 開戦!!


憎たらしい表情で伏黒をいなす宿儺。
あらゆる手を使って何とかしようとする伏黒ですが、呪術うんぬんの前に、すべてにおいての格の違いを痛感させられます。


ここで少し、宿儺のお節介が顔を出します。なんでも応用の効く伏黒の式神の使い方が宿儺には宝の持ち腐れに感じるようです。

この辺はさすがですね、少し呪術を見ただけで色々な可能性に気付くあたり。


そして作戦がバレバレだった伏黒のモノローグが入ります。


新キャラクター、津美紀。ポニテの黒髪美女です。
伏黒との関係は何でしょうか、故人なのか存命なのか。直後に父親のことを言ってるあたり、母親なのでしょうか?

しかし母親に対して津美紀などと呼び捨てで呼ぶものでしょうか。
この辺はまだはっきりしませんね。

しかしはっきりしたことがあります。


「少しでも多くの善人が平等を享受できる様に、俺は不平等に人を助ける」


物語の最初に、伏黒が私情で虎杖を助けた理由です。ここに繋がってくるわけですね。


そして奥の手を出そうとする伏黒と、受けて立とうとする宿儺。


ここからの流れが秀逸でしたねえ。


雨のコマを挟んで。


目の前の人物に何故助けたのか話す伏黒。


危険だとしても、我儘だとしても、善人が死ぬのを見たくなかった。

俺は正義の味方(ヒーロー)じゃない、呪術師なんだ

だからオマエを助けた事を一度だって後悔したことはない



「…そっか」


オマエは正しいと思う。でも俺が間違ってるとも思わない。



長生きしろよ




見上げる伏黒と崩れ落ちる虎杖。



虎杖、死亡。




いやー、最後の数ページ、グッときました。
雨のコマ入れたのよかったですよね。あれの効果で、最後の二人が語り合うシーンがすごい静かでゆっくりな感じになりましたよね、読んでて。


いやはや、ここまでの流れ、素晴らしい。
でも!主人公死亡って来週からどうなるんだ?!


考えられる展開
・完全に主人公交代で話が進む(主人公は伏黒か釘崎か新キャラ。虎杖は回想でしか出て来ない)
・虎杖復活のための物語が始まる。一時的に主人公を伏黒に交代。
・何事もなかったかのように虎杖が起き上がるが、中身は宿儺で虎杖死亡のまま呪術師VS宿儺の物語が始まる(ZIGAっぽい)

こんな感じでしょうか。
虎杖の両親という伏線が回収されてないので虎杖は復活するとは思うのですが、ドラゴンボールやトリオン体がない世界観で、いかに無理なく死者を復活させられるのかが今後の展開を左右する鍵になりそうです。



連休に入る直前から熱出して体調崩して、それが連休終わっても続いて、さらには連休が終わる直前にぎっくり腰もやってしまってダブルパンチできつい連休でした。