こさとのブログ

呪術廻戦の感想など

『呪術廻戦』第23話 第24話 第25話 感想

間隔が開いてしまったのでまとめていきます。


第23話 幼魚と逆罰─伍─

前回フラグをビンビンに立てたまま残業時間に入った七海さん。

領域展開を期待しましたが、単純なパワーアップにとどまりました。
しかもそのパワーアップ方法というのが、時間制限による縛り。時間外労働になるという負の感情を呪力に乗せるタイプのようです。

そして術式の開示による効果の底上げの二つの縛りを使用しました。
真人が予想以上の使い手だったこともあり、あわよくば潰れてくれればいいなあという算段の元、必殺技「瓦落瓦落(ガラガラ)」で壁をぶっ壊して一時退散を選択した七海さん。

この瓦落瓦落、無機物をぶっ壊すだけではありません。なんと破壊した対象に呪力をこめる拡張術式付きです。瓦礫の全てが七海さんの一撃だと思ってください。

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予想外の行動に瓦礫を見上げながらポカーンの真人。

その頃、映画の話で意気投合する虎杖と吉野少年。虎杖のコミュ力の高さよ。
そしてそれを見てる怪しげな黒ずくめの男。

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怪しすぎでしょーよ夏油の旦那。


第24話 幼魚と逆罰─陸─

今回は皆で団らんのシーンがあったりと割と和やかな回でした。
まずは漢気のある吉野母の登場。とても気持ちのいい人物です。

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虎杖は吉野家にお呼ばれされて夕ご飯をご一緒します。映画の話でまた盛り上がる二人。五条先生の映画特訓がこんなに生きてくるとはなあ。これを見越してたならさすが先生やで。

真人との戦闘から無事帰還した七海さんですが、真人の魂の形を変える攻撃を受けて傷を負っています。そして、対戦した真人の分析をします。

発生してからそこまで時間が経ってない
貪欲に自分の成長を楽しんでいる
領域展開を会得するまでそう時間はかからない
予想を遥かに超える被害者数

1秒でも早く祓わないと取返しのつかない事になるという結論に至ります。

そういう事態なのに負傷してる七海さんと呪術師としてのポテンシャルはあっても経験のない虎杖が出張るしかないのが呪術界の人手不足の深刻さを物語ってます。

とうことで閑話休題的に、状況整理と次の出来事までの繋ぎ回でした。

と思ったら、、、

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絶望で次回へ。


第25話 固陋蠢愚

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もう、全く希望のない始まり方です、はい。

一方で七海さんと合流した虎杖ですが、やはり七海さんは虎杖を同行させようとはせず、引き続き吉野少年の監視を頼みます。

七海さんが優しい。

真人が改造した人間を使って攻撃してくること、戦うためには(もう元には戻れないとはいえ元)人間を殺さなければならないこと、呪術師である限りいつか人を殺さなければいけない時がくること、でもそれは今ではないこと、を理由に虎杖の同行を許しません。

子供であるということは決して罪ではない、と。

七海さんは優しい。


母の無惨な死を目撃した吉野少年改め順平は、喪服代わりに一番始めに目についた黒い服(学ランの制服)を羽織って学校へ。

母親を亡くして精神的に不安定な順平は、真人のいうことをあっさり真に受けてしまいます。

真人「人を呪うことで金を稼いでいる呪詛師は多い、そういう連中の仕業だろう」

お前が言うんかーい!順平、そいつの仲間にそういう呪詛師がいるんだよ!

真人「心当たりはないかい?君や母親を恨んでいる人間、もしくは『金と暇を持て余した薄暗い人間に』」

言いたかったのはこの後半でしょうね、そういう人物像を思い浮かべさせて順平を巧みに誘導して学校へ向かわせます。

学校では折よく体育館に全校生徒が集まって集会中でした。

伊藤翔太なる人物、数ページの登場だけでどんな人物か把握できました。
ボンボンみたいです。読書感想文を他人に書かせておいて最優秀賞を取ったら取ったで代筆した人に笑顔で「死ぬか?」て脅すくらいには薄暗い人間性です。学校では絶対の権力を持ってそうですね。
いやー見事なまでに真人が誘導した人物像にぴったり。

真人と夏油にばっちりお膳立てされてるとも知らず、のこのこと激オコ順平丸が学校にやってきます。

真人の帳で外界をシャットアウトして、順平と虎杖をぶつけようとしているようです。そして宿儺優位の縛りを科すのが目的みたいです。しかし夏油は見つかるとやばいので帰ります。夏油はゲトアウト。夏油が去るときの真人の台詞

「きっと楽しいよ、愚かな子供(ガキ)が死ぬ所は」

うーん。愚かな子供とは誰のことを指しているのでしょう。

伊藤翔太も愚かではありますが、まあ順平でしょうな。

さて、学校に乗り込んだ順平、真人に与えてもらった呪術を使って俺TUEEEEをします。強者は弱者の言葉に耳を貸す必要はないと言わんばかりの仕返しです。まあ順平が片目を隠す原因を作ったのも伊藤くんぽいし順平にしてきたことをやり返されてるだけなので伊藤くんには大して同情できないんですが。

まあしかしそりゃ止めにくるよな、主人公は。

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虎杖を見ても「引っ込んでろよ、呪術師」と虎杖の名前も言わない闇堕ち順平。さてさて、最悪の展開です。もういい結果になるとは思えないので予想はしない。

ちなみに「固陋蠢愚」の意味。

他人の意見を聞くことなく、視野が狭いために、柔軟で適性な判断が出来ないこと。

yoji.jitenon.jp

これはまさしく今の順平のことですね。。。

『呪術廻戦』第22話 感想

第22話 幼魚と逆罰─肆─

虎杖サイドと七海さんサイドの同時進行で物語は進みます。


虎杖サイド

引き続き吉野少年を尾行して接触の機会を伺う虎杖&伊地知さん。
自宅前まで帰ってきた吉野少年の前には思わぬ人物が待っていました。

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吉野少年の高校の担任でした。一見すると学校に来なくなった吉野少年を案じるいい先生に見えますが、実際には全く彼のことが見えていません。よりにもよって、彼をいじめていた三人に線香をあげに行こう、と。お前ら仲良かっただろ、と。
これわざとじゃなく本気で言ってるなら相当使えない大人ですね。本気で言ってるっぽいのが救いがないです。

もうこんなやつええやろ、とキレた吉野少年、ズアァしようとします。

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しかしそこに乱入者が。すんでのところでズアァを回避した先生。

伊地知さんのタイミングの悪さで作成失敗した虎杖が蠅頭を追って乱入してきます。

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伊地知さんドジっ子過ぎる。

あとはもう作戦なんてあってないようなもの。吉野少年が呪霊が見えることを確認したので勢いで話を聞こうとします。
しかし邪魔をしてくる担任。子供の用事なんて大人の用事に比べたら大したことない、という上から目線の決めつけにカッチーンとした虎杖によりズボンを奪われ、それを追いかけて先生退場。
そして「お前あいつのこと嫌いだろ?だからとりあえずここからあいつ離した」という虎杖に何やら感銘を受ける吉野少年(虎杖に応えるときの目にハイライト入ってました)

いいですね虎杖。行動が早いしすぐに吉野少年の気持ちに気付きました。吉野少年も大人しくついていくみたいですし。

懸念点としては、
吉野少年が先生に対して呪術を使おうとしたってこと
→真人によって授けられたのか
吉野少年が虎杖の制服のボタンが高専だって気付いたっぽいこと
→真人にこういう奴らが接触してくるかもと聞かされていた場合、警戒が強い

一番最悪な内容としては、吉野少年が虎杖や他の呪術師と関係することによって光の道を歩もうとするが、すでに真人の改造手術を受けていて手遅れ、祓わざるをえない、というパターンでしょうか。

七海さんサイド

真人と対峙した七海さんの感想は、ある人に近いものでした。

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そう、五条先生です。やっぱり真人強いんですね。

真人は理知的な印象がありましたが、どうやらおしゃべりが好きなようですね。七海さん相手にもおしゃべりが止まりません。七海さんも聞くしかないか、といった状況。

呪術師同士の戦闘は、ちょっとした会話も非常に重要な要素の一つですからね。
そしてバッドカンパニーもとい改造した人間を小さくしてストックして、戦闘時にそれを異形化させてコマとして使うという、呪いっぽい戦闘スタイル。さらに自分の肉体も色々と変化させて戦うようです。足がケンタウロスみたいになってるシーンもありましたので。

一級術師相手に余裕の表情でそんなものか?と挑発する真人に対し、腹部を負傷して形勢不利な七海さん。しかし時間外労働に入った途端、七海さんの呪力に変化が!

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やけに時間を気にして戦ってるなという印象でしたが、残業時間になると力を発揮する生粋の社畜属性を持った企業戦士でしたか七海さん。

時間外労働という縛りが奥の手開放の条件なのか?これから領域展開くるか??
もしかして残業時間に領域展開することでその威力が何倍にもなる???

領域展開「社畜墓場」
領域に入ったものは真っ暗なオフィスで強制的に事務作業させられる
そんな能力ならワンチャンあるか?…ないか。

今回タイトル「肆」のフラグは何とか全員が回避したわけですが、七海さんに漂うフラグがもうビンビンに見えてしょうがない。

 

『呪術廻戦』第21話 感想

第21話 幼魚と逆罰─参─

先週に引き続き掲載順位高めです。やばいな。

今週分かったこと

 

虎杖は現時点で二級術師くらいの力はありそう

映画館の事件から立て続けに呪霊(改造人間)による事件が発生している模様。
アジトは大体絞れているが、二手に分かれて、虎杖を事件現場に居合わせた少年の捕獲にあたらせ、七海さんはアジトの捜索にあたる。

実際は誘い込むように起きてる事件からアジトの場所は割れており、そこに虎杖を連れて行くリスクを取らずに単身乗り込むリスクを取った七海さんの気遣いでした。

そんな気遣いに恐らく気付いている虎杖も、よくある「おれもいく」といった主人公のわがままも言わず、素直に七海さんに任せ、自分は与えられた任務を精一杯こなそうとしています。

さて、吉野順平の捕獲ですが、4級の低級呪霊をけしかけて接点を演出します。

  1. 呪霊が見えない場合、虎杖が助けに入り話を聞く
  2. 呪霊が見えるが対処できない場合、同様に虎杖が助けに入り話を聞く
  3. 呪術で対応した場合、即時拘束
  4. ただし二級術師以上のポテンシャルがあった場合一度退いて七海さんと合流

ここで虎杖が「二級ならギリなんとかなると思うけどなぁ」
と言ったことに対して伊地知さんが「呪霊ならね」

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そして五条先生に基礎知識を全然教えてもらってない虎杖に伊地知さんが補足してくれます。

通常呪霊と同等級の術師が任務に当たる(以前伏黒が言ってた)
つまり二級術師は二級呪霊に勝って当たり前。二級術師は一級呪霊に近い実力が必要。

文字で説明するとこんな感じでしょうか。

四級呪霊<四級術師≦三級呪霊<三級術師≦二級呪霊<二級術師≦一級呪霊<一級術師
※恐らく特級からは単純に一級より上、という括りなだけだと思うのでこの図式には当てはまらない感じがします

で先程の会話。二級ならギリいけると言う虎杖に呪霊ならねと返す伊地知さん。
つまり伊地知さんの見立てでは虎杖は二級術師クラスの実力は備わってると見えるわけですね。

今ってパンチに呪力をのせることくらいしかできないハズなのに。すごい成長してますね。
やはり元々の生身の身体能力が半端なかったってことでしょうか。


吉野くんのフルネームは吉野順平

さて、真人の元に足繁く通って親睦を深める二人。真人は吉野くんのことをすでに「順平」と下の名前で呼んでます。

この二人、いつも意識高めの会話してますね。最近よく言われる「好きの反対は無関心」否定しています。好きの反対は嫌いだよ、と。
そして吉野くんはこう言います。

「無関心」こそ、人間の行き着く美徳です

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そんな君が復讐ね、とつっこむ真人。しかし否定したわけではありません。
生き様に一貫性なんて必要ない、お腹がが減ったら食べる様に、憎いなら殺せばいい
順平の全てを肯定するよ、と。

いやーこれ言われた順平の完璧に悪のカリスマに魅入られちゃった感。
なーんかこういう悪と人間がやたら仲良く語り合ってたシーン見覚えあるぞ。
あれだ、プッチ神父DIO様か。


真人は人間を改造できる

下水道かと思ってた場所は、真人の実験場でした。人間をどこまで大きくできるのか、また小さくできるのかといった実験です。

魂の構造を理解している真人は、魂に触れることで生物の形を変えられるそう。
この「魂に触れる」ってのが曖昧で微妙だけど、もし体にって意味なら触れられたらアウトって戦い辛いんだよな、死柄木かよ。

でも「見える俺にとって魂は肉体と同じで」と言ってるので体に触れればOKってわけでもないのか?でも映画館ではどう見ても触れただけっぽく見えたしなあ。

というかさすが人から産まれた呪霊。魂の構造を理解してるって。
心なんてものはない、喜怒哀楽は全て魂の代謝によるものって。


七海さんは残業が嫌い

単身アジトに乗り込んだ七海さん。向かってくる改造呪霊を祓います。
人間を異形に改造、そして改造されたら元には戻せず手遅れ(真人はできるのかもしれませんが)、そんな呪霊を呪術師を罠に誘うようにけしかけてくる敵に、着実に怒りゲージを貯め込んでます。

会敵する七海さんと真人!

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余裕の表情で実験してやると言う真人に対し、軽口を叩きながらも青筋立ててピキピキしてる七海さん。メガネの奥の瞳も怒りに燃えています。
(何気に真人も五条先生にはびびってます)

この戦い、時間外労働必至!!

てかタイトルがなあ。今回が参だから次回は肆なわけで。「呪胎戴天」シリーズの時も「肆」の時に虎杖が死んでて、肆と死をかけてるんじゃないのかなあとか思ったり。
もしそうなら圧倒的に七海さんが危ないじゃないですか。吉野くんが危ない候補筆頭だったのに何か真人とやたら仲良くなってるし。
虎杖とのやり取りもわざとかってくらいフラグ立て過ぎだし。

七海さん頼む、勝てなくてもいいから無事に帰ってくれい